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『何もかも憂鬱な夜に』を読んだ [読書]


何もかも憂鬱な夜に (集英社文庫)

何もかも憂鬱な夜に (集英社文庫)

  • 作者: 中村 文則
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2012/02/17
  • メディア: 文庫


今回は読書のお話。

ピース又吉さんのTwitterで紹介されていた本です。 

気になったので注文、届いた日にぱらぱらとめくり、気付けば最後まで

読んでしまいました。

心の闇や破壊的な衝動、自分の中にあるそのようなものには正直向き合いたくない、

と思ったまま40代に突入した自分には、かなり重苦しく、反面読み進める事を

止められない小説でした。

若かりし頃のあの息苦しさに無理やり引き戻され、明確ではないがかすかな光を

見出す。

でも、小説だからね、っていう逃げ道を、又吉さんの解説で完全に失った。

内面に向き合い切れてない大人(私のことです)は悲惨だよ・・・

忘れようとしていた何かを、目前にさらされた気分です。

避けてきたものはきちんとまた現れてくれるんだなあ。

お薦めかと言われれば・・・アンテナにひっかかった人はどうぞ、です(-_-;)

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